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雨の裾

雨の裾

雨の裾

近所でもクリスマスのライトアップが
始まった。

『雨の裾』古井由吉著を読む。
仕事用で翻訳もののビジネス書を一気読みした後には、
ひときわ日本語の魅力を覚える。
「邦画はいいよな。だって字幕スーパー見なくてもいいもんな」と
言った旧友の一言を思い出す。
作者の近況を描いた短篇集。
長い散文詩といってもいいだろう。
見慣れた景色やシーンなのに、
かくもリアリズムを突き抜けたものが書けるものだと
感嘆しつつ飲む。古酒の味わい。
歳月、老い、匂いまたは臭いなどが、じわじわと伝わってくる。
とりわけ表題作はええ話。

声がガラガラ声になった。
子供の時分から扁桃腺が弱くて、
寒い時期になると声が出ないこともあった。
温かくして安静に、か。
ヴィックスドロップをなめて、
大昔、子供用に買ったヴィックスヴェポラップを
咽喉や鼻腔に塗りたくる。

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