ステルス

ステレス戦闘機とステレスマーケティングのステレスは、
同じ意味なのだろうかと調べたら、同じだった。

 

ステルス(stealth)

1 隠密。こっそり行うこと。「―マーケティング」
2 ⇒ステルス技術

デジタル大辞泉の解説より

 

 

レーダーに映らないが売りのステレス戦闘機って
どことなく忍者をイメージさせる。
一方のステレスマーケティング。つづめてステマ
最近、評判が悪いが。

その背景として。
ネットが盛んになってマス広告が効かなくなったと言われるようになった。
媒体を持っているオールド広告代理店は、そういうことは言わないが、
新興のネット代理店は、クライアントへの口説き文句にしている。

マス広告は、いわゆる絨毯爆撃で、大量出稿で金もかかる。
その割に、レスポンスが分かりにくい。

ネット広告なら、ピンポイントで広告費も有効、
狙ったターゲット層からどんだけレスポンスがあったかが分かると。

ネットでの口コミ、バイラルとかバズマーケティングとか言われるものが、
商品に対して良いことしか伝えない広告、
もっと言うなら実態以上に良い印象を与えかねない広告に
不信感を抱き始めたらしい。

エロDVDのパケ写や風俗店の在籍写真なら騙されても
いちいち文句は言わないのにね。

ならばと、悪魔の囁きで?ステレスマーケティング。
口コミを捏造する。これは、これでプロの技なのだが、
広告が隠れ蓑を着てるのは怪しからんと。
確かに、問題はあるだろう。

新聞や雑誌なら記事と記事広告は、分かるようにしなければならない。
かつてあるタレントを記事広告で取り上げようとしてアポを取ったら、
マネージャーから「記事ならいいですが、記事広ならお断りします」と言われた。
で、断られらた。

ネットは、そこが判別しにくい。
そこが魅力なのだが。どうする。はてさて。

SNS全盛のいま、情報や口コミは野火のように拡散する。
その真贋は、ぼくたちが見極めるしかないようだ。
でも、余りにも無防備、無警戒。
炎上とて焼け太りを狙ったものもあるようだし。

『呪文』星野智幸著の感想の長いマクラ。

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