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村(そん)

愉楽

愉楽


頓挫して積読にしておいた『愉楽』閻連科著を読んだ。
面白くなるまで多少時間がかかる。
最初に読んだときは、その段階前で投げ出した。
てなことは、ままある。

主人公たちは、体に障害を持った人たち。
彼らの所有していた農機具を借りて
その代償をもらって生計を営んでいる。
そこそこ豊かに暮らしていた。
理屈を言えば、原始共産主義社会の村、
それこそユニバーサル社会 ダイバーシティを実現していた村に、
事件が巻き起こる。
そこには荒唐無稽な中国共産主義の策略が。
書いてもいいが、書かない。
版元のWebには紹介されているが。

この手のものだと、すぐガルシア・マルケスあたりと
比較されるが、純文学と構える必要はなーーし!
寓話ちゃ寓話だけど、
風刺劇でもあり、語りの達者さは落語のようでもある。
訳の良さもあるのだろう。
笑っていいとも。

ぼく的には、この村が、
谷岡ヤスジの村(そん)のようなものだと思ったら、
ぴったりしっくり。脳内に世界が開けた。
と言ってもわからない人のために
画像を貼る。
もっと奥行きのある村の絵がほしかったが、
ま、こんな感じ。

襤褸をまとったような外猫の姿が見えなくなった。
偶然、道で世話をしていた人に会ったので、
妻が尋ねたら、先だって亡くなったそうだ。
ペット葬の合同供養で弔ったとのこと。

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