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コピー、コピー

雨が続く。除湿機がフル稼働。
自転車にも乗れない。
髪はくるくる。汗でべとべと。
と、書いたところでにわかに晴れる。
自転車でスーパーマーケットへ買い出しに。
流れる雲が「ターナーの絵のようでげすな」
漱石『坊ちゃん』の野だいこの台詞が口をつく。

コピペ問題って当初は学生の卒論やレポートだったが、
グラフィックデザインにまで広がるとは。
MacPhotoshopIllustrator
デザインすることの弊害かも。
アナログ時代は、デザイナーがサムネールやラフデザインを
手描きしていた。
プレゼンにはカンプを用意して。懐かしい。
社内の打ち合わせだと、イメージに合った写真や
映画のパンフレットなど、素材を持ち寄って
案を煮詰めていった。
偶然の一致なのか、否か。
それにしても、
ネットには音楽、文学、デザインなど
多岐に渡り多数のデザイン真贋鑑定家がいるようだ。

引用なのか、オマージュなのか、パロディなのか、剽窃なのか。
紙一重だろう。
ボードリヤールの『シミュラークルとシミュレーション』が、
まんまあてはまる様な。
または、ファンだったプラスチックスの『COPY』とか。
♪オリジナリティ 9(ナーイン) 9(ナーイン)♪

『恋人たち 降誕祭の夜』金井美恵子自選短篇集を読む。
なぜかヌーヴェルバーグの映像や初期の劇画がちらつく。
読んだものもあるはずのだが、
短篇の広い想像力の庭で遊ばせてもらった。
ここに、こんな一節が。

「書くということは、巣穴に紙の束を運ぶことからはじまる。
―略―長篇のエッセイのために一応それらしく作られたカードは、
他のエッセイや小説や詩を書くために応用されてしまい、
そのたびに私は、自分を自分で盗用するという気分になる」
(『原色図鑑』より)



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