代理授与

昨日の午後、焦げるような日差しの中、
かすむがせき、じゃなかった霞が関まで行く。
入館する際、入館証などもらうのかと思ったら、
空港のように金属探知機検査があった。
あとは、意外とフリー。
合同庁舎ゆえ、行く先が、ちと分かりづらい。
予定時刻ぴったりに着いて
担当者を訊ねると、奥の部屋に案内される。
勲章をもらって終わりかと思ったら、
そうではなかった。一応、セレモ二ーだもの。
別室でおえらいさんから賞状、勲章を代理授与した後、
しばし歓談。
ノーネクタイだが、地味な服装でよかった。
職員として、定年後は調停委員としての
父親の働きに対して謝辞を述べられる。
こちらも、感謝の気持ちを。
生きていたらさぞかし喜んだことでしょうという趣旨を
イヤミにならない程度に、婉曲に。

以前、永年勤続表彰を受けた時は、
夫婦で最高裁に招かれた。
夜、渋谷の中華飯店で会ったが、上機嫌で、
いきなりお銚子10本を頼んだのにはまいった。
丹下健三設計による最高裁の建物は、
石造りで荘厳というよりも、
石室のようだったと言っていたことを記憶している。

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