午前中

自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

午前中、区長選と区議選へ行く。
投票所は相変わらず中高年ばっか。
こんなに区議がいるのか、必要かと思ったが、
政令指定都市並みの人口を抱えているのだから。
でも。

原稿を書き上げるのに時間がかかる。
たまっていたラジオ番組を聴いて、
借りていた本を読む。

『自選谷川俊太郎詩集』を読み出す。
いままで避けてきた、日本の現代詩の巨人。
詩ん劇の巨人。
いちばん最初に知ったのは、『鉄腕アトム』の主題歌。
次が、漫画『ピーナッツ』の翻訳。
その次が、『マザーグース』の見事な日本語訳。
いやあ作風も表現も実に多彩で。
漫画家で言うと手塚治虫か。
小説家なら誰。咄嗟に思いつかない。
デビュー作の『二十億光年の孤独』を読んで
泣きそうになる。



万有引力とは
ひき合う孤独の力である」

発表したのが、二十歳。
B.G.M.は「Antonio Carlos Jobim - Stone Flower -」

詩にはなぜかジャズやボサノヴァが合う。

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