ガウガウ

少女のための秘密の聖書

少女のための秘密の聖書

FJD(腐女子大生)の娘が録画していた『ユリ熊嵐』を試しに見る。
マジで人間(ユリ族)と熊と嵐のような葛藤。
はまってしまって、続けて見ている。ガウガウ。

TVアニメ「ユリ熊嵐」公式サイト

 


主人公たちが通う嵐が丘学園。
懐かしの日比谷図書館がモデルだろうか。
すぐそばの広告会社に勤務していて、
ホワイトボードに「資料収集日比谷図書館」と書いて
昼寝に行ったりしていた。
ついでに日比谷公会堂や日比谷野音ぽい建物も出て来る。

『少女のための秘密の聖書』鹿島田真希著を読んだ。
この小説はいちだんとキャラクターの変度が高い。
パースが違うと言うのか、歪んでいる。
少女と雑誌『オリーブ』のなれの果てのような母親と
薄気味悪いプチブルな継父。
店子のパンツ泥棒の嫌疑がかけられているお兄さん。
少女が親の代りに家賃をもらいに行くと、
一篇『旧約聖書』の話をしてくれる。
そこにからんでくるのが、少女のクラスメイトの「殺すぞ」が
口癖の少年。

旧約聖書』は、文学、哲学、心理学、音楽、美術などの
引用元、ネタ元となっている。
ユリ熊嵐』といっしょで、はまる、はまった人には、最後まで楽しめるが、
そうでない人は、旧約聖書のガイドブックと割り切れば、お代は損しないだろう。
あ、そうか、鹿島田真希ver.『旧約聖書』なんだ。

人気ブログランキング