WORKSHOP MU!!

WORKSHOP MU!!

WORKSHOP MU!!

 

懐かしのジャケット。
二つ折りのを、水道橋の中古レコード屋で入手して、
ジャケットを見ながら何度も聴いた。
ネット配信だと、ジャケ買いできないし。
最近はもっぱらストリーミングで
他人様のコンピした楽曲を聴いているぼくには、
怪しからん!などと言う気は毛頭ござんせん。

で、このジャケットワークを手掛けていたのが、
「WORKSHOP MU!!」。
はっぴいえんどサディスティック・ミカ・バンドなど
錚々たるバンドのレコードジャケットを手がける。
わかりやすく言うなら日本のヒプノシス。ってとこ。
もっとも、テイストはアメリカン、バタくさいけど。
その作品集が出ていたとは。
絶版らしくてamazonだとプレミアムがついている。
運よく、図書館にあった。
野上眞宏が、「WORKSHOP MU!!」の変遷を
書いているのだが、いい文章。
フェンスの向こうはアメリカだった米軍ハウスに住んで
ロックやアートをつくる。
アメリカンポップカルチャーが流れ流れて
クールジャパンになるって、乱暴な考えかな。

眞鍋立彦、中山泰、奥村靫正がメンバー。
解散後のそれぞれの活躍は、邦楽ロックファンならおなじみ。
眞鍋立彦は、Do!family。ポスターからタグまでポップでキュートな
デザイン。mcシスターでもページを持ってうたような。
VANのSCENEのポスターを初めて見たが、新しくてカッコいい。
中山泰は、ナイアガラレーベル。
大瀧サウンドのビジュアル担当。
奥村靫正は、YMOのジャケット以下ビジュアルワークや
中沢新一などの著作の装丁で。
アーカイブじゃなくて、まだピチピチしている。

イラストレーターでグラフィックデザイナー。
つーか、日本の広告の黎明期には、
デザイナーがイラストを描いていた。
コピーまで書いていたそうな。
手描きの達者なサムネールに、
キャッチコピーが入っている。
「なんかさあ、こんな感じのキャッチね。
あ、思いつきだから、いいの、ちょうだいね」
(十分、いいじゃないっすかぁ)
はは、プレッシャーだったなあ。
いまもだけど。

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