- 作者: 稲葉真弓
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- 発売日: 2014/12/01
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気になっていた『エンドレス・ワルツ』稲葉真弓著を読む。
サブカルの総本山として燃えていた新宿も
そろそろ陰りが出てきた頃。
阿部薫と鈴木いづみは、出会う。
ノンフィクションと思わせるような筆致で淡々と描いていく。
ぼくが代々木の予備校へ通っていた頃、
ナウな二人は二人は暮らし始める。
天才ジャズミュージシャンと新進気鋭の作家。
二人のいわば時代の寵児―それは、今だからそう言えるのかもしれない。
男の愛情と暴力は裏表。
傷つける方が傷ついた方よりも傷つく。
うつろな愛。二人の悲惨な顛末が小説だとベタ過ぎるが、事実だ。
読む前には『シド&ナンシー』や『ベティ・ブルー』のような、
ザラついた読後感をイメージしていたが、違った。
二人をよく知る若松孝二監督が映画化している。
主役が町田町蔵と広田玲央名。
YouTubeに予告編もなかった。
見てみたい。
ぼくが、ファッションテナントビルの宣伝部の者だったら、
最果タヒにTVCMやポスターのコピーを依頼するが。
ヤクが切れると、てきめん、眼が痒くなり、
くしゃみを連発。おっと、ヤクじゃなくて薬。