- 作者: 石原吉郎
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1969/01
- メディア: 単行本
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もうはかないと思って洗濯した半ズボンを出して、
自転車でコーヒー豆やソーダ水、紙パックの焼酎などを買いに行く。
あ、コロッケバーガーも。
いつすりゃいいんだ、衣替え。
週末、新規営業用のプロフィールを更新する。
なるべく新しいものを出力して簡単なポートフォリオを
まとめなければ。
キャリアだけは、竹内まりあ並み。
台風下の電車で、難解だといわれている石原吉郎の詩を読む。
『石原吉郎詩集』。まとめと読むのははじめて。
シベリア抑留体験が詩作のモチベーションだそうだが、
リアルな不条理、日本語としては意味不明だけど。
孤独、孤立。
ネット時代の今の方が、伝わる、響くかも。
敗戦による極北での過酷な労働から
たぶん突然の極東への帰国。
怨み、嘆きをいったん濾過してからの詩作。
一滴、一滴、言葉がドリップしてくるのを待ちながら。
不思議なことに、ラッパーたちのリリックと通底している。
日々、這いずり回って虫けらみたいに生きている
同輩には、いっそう、沁みる。
擦りむいた膝小僧にヨードチンキを塗ったときとおんなじ。