ぶぶ漬けでも

むだ話、薬にまさる (大人の本棚)

むだ話、薬にまさる (大人の本棚)

レギュラーの季刊誌のコラムの書き出しで思案にくれる。
で、ミスタードーナツ(ドーナッツじゃないんだ)の
クロワッサンドーナッツをむしゃり。
こってり、くどくど、甘い。ヤマザキのカリントドーナツ並み。
最近、姿を見かけなくて寂しい。

先日のエントリーに関連して、

『むだ話、薬にまさる』早川良一郎著を読む。
『さみしいネコ』で気に入った、エッセイ集。
固い本やクセのある本の合間に、肩の凝らないものを指向する。
たとえれば、スパイスの効いたエスニカンや
オリーブオイルとニンニクたっぷりのイタリアンが続くと、
さらっとお茶漬け(ぶぶ漬け)をかっこみたいという感じか。
言うあれば他愛もない定年退職後のおじさんの日常や思い出。
ただし、麻布中学ロンドン大学という経歴でパイプ党党員。
おしゃれでビンボーくさくない。毒も吐かない。

『おじさんの哲学』永江朗著によると、おじさんは
「頑固親父(爺)か好々爺」に晩年二極分化するそうだが、
著者は後者。
好きなエッセイのさわり。
健康のために、娘の自転車に乗ってみる。
ところが、ブレーキがない(ロードレーサーか)。
サドルも高く、結局、腰を痛めてしまった…。
小沼丹あたりが好きな人には、推挙申し上げる。

人気ブログランキング