言葉の建築家

カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩

カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩

 

『idea (アイデア) 2014年 05月号』を図書館で眺める。



内容紹介

モダニズム詩人北園克衛,沈黙のタイポグラファ清原悦志。
「VOU」を接点とし戦前から戦後へとつながる二人の事跡と
そのコンテクストの内実を豊富なヴィジュアルと論考で探る。
日本デザイン史のオルタナティブを切りひらく渾身の特集号。

《特集1》清原悦志の理
構成・デザイン:白井敬尚
文:郡淳一郎
写真:山田能弘
《特集2》北園克衛の詩と造型
監修:金澤一志
文・資料提供:金澤一志,加藤仁
資料提供:山口信博,郡淳一郎

検索したら幸運にも
『カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩  』 金沢 一志 (監修) があったので借りて、読む。
北園克衛中原中也は、ぼくの詩人のアイドルなわけで。
西脇順三郎も。
夏を思わせる日差しが注ぐ物干し台に
折り畳みのキャンピング用チェアを出して、
発泡酒を飲む。
詩とコラージュ。「VOU」の端正なデザイン。
時代を超えたモダニティ。
代表作を引用。

 

単調な空間


 1

白い四角

のなか

の白い四角

のなか

の黒い四角

のなか

の黒い四角

のなか

の黄いろい四角

のなか

の黄いろい四角

のなか

の白い四角

のなか

の白い四角


 2


の中の白

の中の黒

の中の黒

の中の黄

の中の黄

の中の白

の中の白


(詩集『煙の直線』より)

 

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