- 作者: 獅子文六
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高崎俊夫の映画アットランダム「実践者の眼 獅子文六の魅力 」で
取り上げられていた
『コーヒーと恋愛』獅子文六著を読む。予想以上に洒落たユーモラスな小説。
ええと「1962年11月から1963年5月まで読売新聞連載」だった。
主人公は、元々は新劇女優で今はテレビドラマの名脇役で活躍している女優。
日本が上げ潮ブームに乗りかかった頃。
女優にもインスタントコーヒーのTVCMの依頼が来る。
しかし、その名前が、オスカフェだの、メスカフェだのって。
ラストもよく錬られていて外国のコメディー映画のよう。
面白い小説が読みたい御仁に。
やけに新劇の内幕に詳しいと思ったら、「劇団文学座の創立」メンバーの一人。
そうだったのか。
これは今TVドラマ化してもいい。
かつては映画化、TVドラマ化されていたそうだ。
キャスティングを考えてみた。
◆キャスティング案
坂井モエ子…余貴美子
塔之本勉…長谷川博己
菅貫一…小日向文世
丹野アンナ…二階堂ふみ
いかがでせうか。
曽我部恵一率いるサニーディサービスのアルバム「東京」に同名の曲がある。
小説に感化されたそうな。
で、巻末解説も曽我部が書いている。
サニーディサービスの「東京」も、『コーヒーと恋愛』のカバーデザイン、似ている。
そりゃそうだ、どちらも小田島等。パクリじゃない。