失念していた

一昨日、買おうかどうか迷っていた『天国のをりものが』山崎晴美著が、
図書館に開架されていた。
花粉症のせいかかどうか、このところ、お頭の働きが鈍いので、
つらつら読み進む。
名前は知っていた。リアルタイムで読んでいたのも、
わずかながらあるはずなのに、失念していた。
クイック・ジャパン』の竹熊健太郎の連載で追体験していたはずのに、
失念していた。
野々村“新人類”文宏の解説を一部引用。

 

「1970年代中後半は、出版文化史上、「リトルマガジンの時代」と
呼ばれることがある。1974年にパルコ出版社から萩原朔美編集長の
ビックリハウス』が創刊され、1976年に椎名誠らの『本の雑誌』、
1977年に末井昭の『ウイークエンドスーパー』、1978年橘川幸夫による
『ポンプ』、1979年に天野祐吉の『広告批評』、岡留康則の『噂の真相』などが次々に創刊された。―略―そのほとんどは今、残っていないが、私は、それらが単に衰退した、というよりも、インターネットの登場によってその社会的役割を終えたのだと、考えている」

 



人気ブログランキング