- 作者: 山崎春美
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/08/27
- メディア: 単行本
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一昨日、買おうかどうか迷っていた『天国のをりものが』山崎晴美著が、
図書館に開架されていた。
花粉症のせいかかどうか、このところ、お頭の働きが鈍いので、
つらつら読み進む。
名前は知っていた。リアルタイムで読んでいたのも、
わずかながらあるはずなのに、失念していた。
『クイック・ジャパン』の竹熊健太郎の連載で追体験していたはずのに、
失念していた。
野々村“新人類”文宏の解説を一部引用。
「1970年代中後半は、出版文化史上、「リトルマガジンの時代」と
呼ばれることがある。1974年にパルコ出版社から萩原朔美編集長の
『ビックリハウス』が創刊され、1976年に椎名誠らの『本の雑誌』、
1977年に末井昭の『ウイークエンドスーパー』、1978年橘川幸夫による
『ポンプ』、1979年に天野祐吉の『広告批評』、岡留康則の『噂の真相』などが次々に創刊された。―略―そのほとんどは今、残っていないが、私は、それらが単に衰退した、というよりも、インターネットの登場によってその社会的役割を終えたのだと、考えている」