おおさむ男と雨と雪

ここは退屈迎えに来て

ここは退屈迎えに来て


昨日は雪の中、立川へ取材に。
田園都市線南武線で。
途中、多摩川の眺めが、雪国のよう。
行きはすんなりだったが、帰りは国立駅で人身事故。
何も雪の日に…。
自分、雪国の出なもんすから、
ちょっとだけほんと。
傘はささないんす、雪の日は。
ルート変更で渋谷へ出る。

今朝出たら、思った以上に積もっていた。
そこへ強い雨と風。
溶けかけた雪と強い雨で一面水たまり。
歩きにくいったらありゃしない。
自分、雪国の出なもんすが、
雨降りには傘をさしますよ。
ただ、渋谷は谷なんで強風で傘さしても
無駄だし、文字通り骨折り損で。

移動中、『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ著を読む。
日本の地方に住む若者の生態図鑑。
社会学のような小説。技巧派ですなあ。
トレンディドラマは、都会のカッコイイ絵空事で
地方の若者に夢や霞を食わせた。
いまどきのトレンディドラマといえなくもない。
あえて共感の押し売り。
チャラいキャラ「椎名一樹」が、トリックスター的に
連作で介在している。
でもまだ親がいて家があれば最低生きてはいける。
田舎に不釣り合いなカテドラルやシャトーを模した、
国道沿いのハイカラな結婚式場がでてくる描写。
なぜか、とってもぴんときた。
大根仁に映像化を勝手に希望する。

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