本宮ひろ志テスト

『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』斎藤環著を読む。
気分はヤンキー。時代はヤンキー。
てことを、解題するのかと思ったら、あらら、総花的な話で終わってしまった。


ほお!と思ったのは、
アイドル、文化人など、気になる人がヤンキーかどうかを
チェックするには「本宮ひろ志テスト」をすればいいと。
本宮ひろ志の漫画の主人公になれるかどうか」
だそうだ。
なれたら、ヤンキー濃度は高い。当たってるかも。
あなたも試してみれば。


ダメを押すなら「村上春樹テスト」は、いかが。
村上春樹の小説の主人公になれるかどうか」
なれたら、ヤンキー濃度は低い。


作者の考えるヤンキー的人物としてキムタクはわかるが、
白洲次郎を挙げるのも、ほお!と思った。
知識ではなく知恵がある。
けんかっぱやい、良くも悪くも行動力がある。
学歴不問、喧嘩上等。
ノブレス・オブリージュ。義を見てせざるは勇無きなり。
確か自民党政権をヤンキー化と作者は述べていたが、
首相よか財務大臣の方が、しっくりくる。


ついでに。
ジャニーズをヤンキーに置き換えてみると、案外、いい。
ヤンキー喜多川社長、
ヤンキーズ、
ヤンキーズジュニア。


関連本過去エントリー
『ジャニ研!  ジャニーズ文化論』大谷能生・速水健朗・矢野利裕著
『ヤンキー文化論序説』五十嵐太郎編著
『オタク女子研究』杉浦由美子著
『ケータイ小説的。』速水健朗著


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