競争優位で勝つ統計学

競争優位で勝つ統計学 ---わずかな差を大きな勝利に変える方法

競争優位で勝つ統計学 ---わずかな差を大きな勝利に変える方法

『競争優位で勝つ統計学-わずかな差を大きな勝利に変える方法-』ジェフリー・マー著を読む。
作者は映画にもなった『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』のモデル。
ギャンブルで一番儲かるのは胴元というのが大原則なのだが、
ラス・ヴェガスのカジノに乗り込んで統計学を駆使して稼ぐ。
と、書くと漫画『カイジ』のような話かと思われるかもしれないが、
立派なビジネス書に仕上がっている。
ぼくが、膝を打ったところを引用。


「確証バイアスはブラックジャックに限った問題ではない。ねじれた論証を必要とする歪んだ考え方の向こう側には、必ず確証バイアスが潜んでいる。人は本質的に自分の考えを裏付けるデータに目を留め、自分の考えとは相容れないデータは無視する傾向がある。だからこそ、理論や仮説の正しさを立証するにあたっては、あらゆることを視野に入れて分析的アプローチを適用する姿勢が必要だ。データと向き合うと、それを説明するストーリーを作り上げようとするのは人間の自然な反応である。しかし困ったことに、私たちは時として現実のデータよりもストーリーに執着し、無意識のうちに自分の考えに適合するものを受け入れ、相反するものを排除しようとする」



ムーンライダーズを聴きながら
『ミステリーズ』山口雅也著を読んでいる。

昨日の夕方、渋谷駅でマリー・アントワネットばりの
黄金色のドレスをまとったロココ嬢を見る。
クリスマスもコスプレデーになったのか。

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