たまらん

虫樹音楽集

虫樹音楽集

昨日、飯田橋で打ち合わせ中に、懐かしい人たちに会う。
みんなえらくなって。
修正依頼を受けて渋谷へ向かう。


午前中、うんうん唸ってまとめて送る。


『虫樹音楽集』奥泉光著を読む。
クワコーと違って、こちらは本来の作品。
幻のサックス奏者、“イモナベ”をめぐる話。
カフカの『変身』というタイトルについて。
原題は『変態』だと。ま、確かに、毒虫になるから。
でも、それだと、江戸川乱歩の猟奇もののように勘違いされるか。


やがて全裸でプレイする“イモナベ”。
新宿ピットインでの山下洋輔トリオのライブに行ったら、
後半全身白塗りの大駱駝艦の面々が出て来てブトウしていた。
その頃の熱気みたいなものを読んでて感じた。いまは何処へ。
“イモナベ”のライブ音源やライブビデオを
勝手につくってYouTubeにアップするのも
面白いだろう。
ほんとは、“イモナベ”は実在しているとか。
虫好き、ジャズ好きなら、たまらん。


ふと、守安祥太郎の『幻のモカンボセッション』を
聴いたときの、衝撃を思い出した。
試しにYouTubeでケンサクしたら、あった。
ちょっと聴いたが、なんだ、この新鮮さは。
3吋ユニットと蓄音機で 幻のモカンボ・セッション '54  守安祥太郎


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