書くこと、ロラン・バルトについて



『資本論のブルース』大城晋

かつてのジョージ秋山の漫画を彷彿とさせるエグさ。
栗原類クンなら面白がってくれるかも。


『書くこと、ロラン・バルトについて』スーザン・ソンタグ著を
ちびちび読んでいる。

「『文学は燐の輝きに似ている』と、彼は1935年の最初の本
『零度のエクリチュール』の中で書いている。−略−
バルトの考えでは、文学はもう死後の事象なのだ。
彼の仕事は強烈なまぶしさをひとつの基準として肯定するが、
それは、さまざまの意味で、最後の言葉を手にしたと信じている
時代文化のひとつの到達目標に他ならない」

文学などを扱っても、かくも硬質、かくも鋭敏。
彼女が生きていたら3.11の原発事故などへどのような意見を述べたのだろうか。


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