クラクラ

こちらあみ子

こちらあみ子

新しい仕事は、慣れるまで頭がクラクラする。


『こちらあみ子』今村夏子著を読了していた。
広島弁、兄ちゃんが不良、正しくは暴走族か。
書道教室を自宅で開いていた母ちゃんは心の病。
なんか『赤い文化住宅赤い文化住宅の初子』を思い出す。
(原作の漫画も映画もグーでっせ)
あみ子は、風呂にもはいらず、ボサボサ髪の女の子。
ゾクの兄貴の威光でアンタッチャブル的扱いだったが、
兄の卒業−何せ義務教育なもので−とともに、
いじめられっ子グループにランクダウン。
次第に、この小説にはまっていった。
「こちらあみ子」とトランシーバーで一方的に語りかける、あみ子。
ここは、なんとなく『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』かな。
あみ子みたいなコって、クラスに必ずいた。
昔下田に行ってバスに乗ったとき、
赤いランドセルを背負ったつながり眉毛の女の子が、
こっちを凝視して動かなかった。
犬のように鼻が利く妻は「おしっこ臭かった」と。
少女もの文学で最近読んだ中では、秀逸。


忘れていたが、先週の『アメーーク』は、
オアシズ姐さん&女芸人集結」だった。
光浦が当時付き合っていた彼氏を大久保さんが略奪愛して、
同棲までしていたと。
しかし、光浦は、なじることや、コンビ解散は、
大久保さんと同じ土俵に上がることで、不問にしてきたと。
しかし心の奥底では、ずうっと大久保さん死ね!!と思っていたそうな。
うーーむ、この屈折具合もまた一種の文学じゃなかろーか。


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