異種格闘技の時代

異業種競争戦略

異業種競争戦略

仕事で参考書にした
『異業種競争戦略 ビジネスモデルの破壊と創造』内田和成著の感想メモ。


今までのビジネスは同業他社、同じ土俵の上で闘えばよかった。
コンペティターは、いわば手の内を知っているライバルとの闘いだから、
ある程度まではどんな手で来るかは読めた。
かつて『タイガーマスク』でゼブラマンという大型覆面レスラーが
登場したが、どっからどう見てもジャイアント馬場と即座にわかったように。
ところが昨今、全く畑違いからの相手と組むようになった。
作者は「異種格闘技」と読んでいるが、言い得て妙。
ならどうすれば組んだことのない相手と闘って勝つのか。
具体的な事例をふんだんに取り上げきわめてわかりやすく述べている。
あ!と思ったところを忘れないうちに引用。

儲ける仕組みの4類型

(1)トールゲート   誰もが使う仕組みをつくって儲ける
(2)イネーブラー   自分の「料金所」を普及させるため
          撒き餌をまく
(3)エンラージメント 「料金所」をテコに周辺分野へビジネスを広げる
(4)ブロックプレイ  ライバルの「料金所」を封じ込める」

さまざまな視点を持つ

(1) 顧客視点    顧客になりきって製品やサービスを考えよう
(2)素人視点    素朴に「こういうものがあったらいいよね」
          といった発想
(3)ゼロベース発想 「このビジネスをゼロから立ち上げるとしたら、
          どんなふうになるのか」」


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