デビュー前

資料が送られてくるのを待ちつつ、
ゆるゆるとラフコピー案作成。
図書館へ返却と貸し出し。
途中、フジ、ツツジ、サツキ、ハナミズキ
咲いている。
わが家の物干し台のアマリリスの鉢に
オダマキソウとイチゴの花が咲いている。
タネが運ばれて、あるいは飛んできて
芽吹いたのか。
クリスマスローズは、そろそろ、しまいか。


『エドナ・ウェブスターへの贈り物』リチャード・ブローティガン著を読む。
訳が藤本和子、装丁が平野甲賀、ポートレート写真が浅井慎平とくりゃ、
サイのマークの晶文社。と、思ったら「発行:ホーム社 発売:集英社」。
作者が20歳の頃に書かれた詩や小説(散文?)の「未発表作品」。
その封印が解かれたことは、ま、一種のミラクルなんだけど。
テーマは「愛」。初々しく、どこか読んでて気恥ずかしくなるけど
−ひとえに読み手が穢れてしまったせいなんだけど−
まぎれもなくブローティガンの文体・世界。
CDでいえば、デビューアルバムがラストに出るようなもの。
ミニマリズムの私小説、
または俳句、短歌、今だとツィッターにも繋がる。と、思う。


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