ケータイが死んだ

思想地図〈vol.5〉特集・社会の批評(NHKブックス別巻)

思想地図〈vol.5〉特集・社会の批評(NHKブックス別巻)

雨ばっか降る。
朝、帰宅すると置手紙。
ハイパーメディア・クリエイターじゃないから、
三行半じゃないよなと文面を見ると、
子どものケータイが死んだそう。
ある日、ママンじゃなくてケータイが死んだ。
どーせ、無くすか、壊すだろうと思って
ケータイ補償お届けを申し込んで、月300円支払っていてよかった。
止めようと思ってた矢先。
サービスセンターへ電話すればいいんだけど、
最寄のドコモショップに行く。
身分証明書も忘れずに。
親切そうなお兄さんに見てもらったが、水濡れが原因らしい。
精密機器を濡らしちゃあ。
明日、同じ機種が届くとのこと。
ただし5250円税込かかる。


『思想地図vol.5 社会の批評』
野中広務の基調講演と共同討議が読み応えがあった。
「平和、反戦」のための保守政治が、戦争体験者が少なくなるにつれ、
保守政治の概念が変わっていった。
議員定年制は、あくまでも個体差によると思うんだけど。
野中広務鶴見俊輔の対談とか見たい、読みたいもんだぜ。
鈍重な革新より先鋭な保守とかって、
糸井重里がいっていたような気がするけど、そういうこと。


あとは、バリバリの社会学の先生の論考の合間に挟まれた
哲学者・永井均の「馬鹿げたことは利にかなっている」が、
妙に心に残った。

「われわれの社会は社会の価値観に疑問を感じない「鈍感」な「善人」たちの
おかげで成立していることは疑う余地がない。−略−社会の成立の根源には、
欺瞞といっては強すぎるが、ある種の本質的な忘却のようなものがあるので
なければならないからだ」

「「鈍感」な「善人」たち」が民主党政権を誕生させたが、支持率は下がる一方。
たぶん、どの政党が政権をとっても同じようなことになるだろう。


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