一皮むけば

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)

昨日は午後から大手町へ行く。
新しい担当者を紹介していただく。
手ぶらだったので、口頭で簡単な経歴などを述べて、
メールでプロフィールを送ることを伝える。
渋谷で下車してビックカメラでCDラジオを購入。
子どもの誕生日プレゼント。
何せいま使っているのが調子悪いもので。
最寄り駅を出たら雨の降りが激しくなっていた。
折りたたみ傘を出して帰宅。
坂道の途中で猫の求愛の声がする。姿は見えず。


新訳版『地下室の手記ドストエフスキー著を読む。
「元小官吏」の−こっぱ役人ね−40男の鬱々としたモノローグ。
グレート・ムタみたいに言葉の毒霧、吐くわ、吐くわ。
一皮むけば、善人とてこのぐらいのことは思っているはず。
ブログでもこのテイストがたまにあるけど、嫌いじゃない。
サドの『閨房哲学』にも似ているような。
これなんて、さしづめ、今様『地下室の手記』じゃね。
たぬきちの「リストラなう」日記


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