- 作者: 石川幸憲
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 単行本
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だからさ、今月は動けないって。
短いテープ起こしにどんだけ時間かかってるんだよ、オレ。
沖縄行きの飛行機で『キンドルの衝撃』石川幸憲著を読む。
キンドルからアマゾン、アメリカの新聞社のネットへの取り組みなど
電子書籍の経緯がよくわかる一冊。
本だと、本が電子書籍とは何事だと本好きは目くじらを立てるが、
なら電子辞書はどうだろう。
あれも、これも、重たい辞書がオールインワン。
あら便利ってことで意外と抵抗はないだろう。
そう思うと、本だってすんなりと。
LPからCDにシフトしたように。
うちの子どもも電子辞書一本で
たまには紙の辞書も引けばといった日ににゃあ
せせら笑われるだけ。
海外出張や海外旅行にはいいよな。
アメリカの新聞社がネット化でタダで記事(さわりだけか)が
読めるようにしたのは失敗だったと作者は述べている。
タダで見出しとさわりが読めて、もっと読みたい人は金を払うスタイル、
もしくはビジネスモデルはうまくいってないよな。
作者が教科書もやがて電子書籍化してしまうのでは。というのは、
案外、慧眼かも。重たい教科書を詰め込んだふくれたカバンはダサイ。
ただ教科書の隅に描くパラパラマンガは、電子書籍じゃできないけど。
しばらくは、紙と電子書籍の混在が続くはず。