講演2


「武田シンポジウム2010」
テーマ「脳と社会」の引用とメモ。


講演2 「いくつになっても脳細胞は」つくられる! 
−神経脳細胞を活性化するには−」
東北大学大学院医学系研究科教授 大隅典子


○「莫大な数の細胞から成り立つ脳は、「神経幹細胞」と呼ばれる“タネの細胞”が
増えて神経細胞へと変化する(これを「増殖」と「分化」と呼びます)」ことにより
構築されます。このような神経新生は胎児期に盛んですが、−略−生涯にわたって
神経新生が持続する」

○「神経細胞は大人の脳でも生まれる。
そして記憶・学習に重要な脳細胞は生涯つくられる」


早期英才教育とかじゃなくて。

○「ヒト以外の霊長類の脳は脂肪が少ない」
○「脳の乾燥重量の約60%は脂質であり、主要な脂質分子は多価不飽和脂肪酸(PUFA)、
とくにドコサヘキサエン酸(DHA)とアラキドン酸(ARA)」

DHAは有名だけど、ARAか。ARA入り健康食品とか。ネット検索したらあった、あった。
アンチエイジングだって。

○「脂質は精神疾患とも関係があり、−略−DHAなどの血中レベルが低いと、自殺の危険性が
高まることが知られています」

○「運動は脳にも良い」

昔ウォーキングの原稿で書いたけど。

○「環境(ストレス、感染、低栄養)は遺伝子の働き方に影響する」

遺伝か環境か。あれかこれかではなくて、生まれてからも学習などに励めば
改善すると。

○「神経新生の仕組みを明らかにしていくことにより健やかな心を育むこと、
心の病を癒すことに貢献したい」

重要なのはこれだよね。たとえば自殺の動機や鬱病の原因を気分的なもの、
あるいは遺伝や環境と片付けるんじゃなくて科学的に解明する。


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