朱い実

朝より昼の方が体感温度が低く感じられる今日。
庭先の南天の実をオナガ(たぶん)がついばみに来る。
それを窓越しに低い前傾姿勢で見つめる黒猫。
今年は南天の木を延び放題にしてしまったので、
随分と朱い実がなった。
玄関脇の万両も実がなったが、こちらは食われないようだ。
と思ってもう一度確認したら実が落ちている。
南天の木は、前の住人の父親が植えたものらしい。
住人であり、売主はよく知っている夫婦だったが、
年末ご主人がガンで亡くなったそうだ。
妻に言われて思い出したが、何年か前初期ガンの手術をした。
彼は元々グラフィックデザイナーだったのだが、
晩年は主夫で家のことをしていた。
入院はせず、自宅で最期を迎えたそうだ。
抗ガン剤などで苦しまなかったのは、幸いだったかも。
渡辺香津美似の穏やかな気性の人だった。
合掌。


連休は『仮面の女と愛の輪廻』虫明亜呂無著と
『カワイイパラダイムデザイン研究』真壁智治著を読む。
録画しといた『四分間のピアニスト』と『ボルベール 〈帰郷〉』を見る。
ああ、悪いのは、どうしようもないのは男のほうさ。男デザインさ。
と言いたくなる本と映画。
なぜ通底するのだろう。


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