訳者やのぉ

訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)

訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)

友人からメールが来た。一部コピペ。一部リライト。

「制作担当いたしました首都高冬のキャンペーン トーキョーイルミネーションマジック に、ご協力お願いできれば大変ありがたいです。
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素敵なありがとうの言葉を応募していただければ幸いです。
豪華(?)賞品が当たることをお祈りします。」

さあ、お時間のある方は、いざ年末年始の運試し、!!


『訳者解説』山形浩生著を読む。
文字通り翻訳した本の解説本なのだが、まとめて読むとかなり面白い。
かつて北上次郎が小林伸彦の書評を、「その本より面白い」と
書いていたが、同じことが作者にもいえる。
たとえばここ。ローレンス・レッシグの『CODE』の解説一部引用。

「いま、ぼくたちは何か選択が迫られていて、その中で適切なバランスは
どういうものか考えなきゃいけない、という点くらいは、
みんなに納得してもらわないといけない。日本では、
これまでそういう意志決定の多くは官僚に任されれてきた。
でもいま、みんな官僚を信用していない(そのくせこうした批判者たちは、
官僚をいじめろ以上の案を何一つ出せないでいる)。ならば、自分たちで
意志決定をして、それを何らかのかたちで政策に反映させるような、
そういう仕組みをつくらなきゃいけないだろう」

『新教養主義宣言』に蹂躙され、
『新教養主義宣言リターンズ』と副題がうたれた本に返り討ちにあう。うれしー。
草レビュー(by中村びわさん)をたしなむ
草食オヤジとしては、手本というのか。
いいとこばっかほめるんじゃなくて、悪いとこも指摘する。
内輪のほめ合い的な解説・書評じゃなくて。
悪いとこの指摘が毒だったり、下品だったり、
そこがはまるか、はまらないか、運命の分かれ道!(グリコがっちり買いまショーbyいとしこいし)
もちろん翻訳も読める日本語なので、素晴らしいけど。
ただ解説で類書などを取り上げているが、特に日本人の作者が
フルネームでないのは、ちと不親切かも。
まあ書名を検索すれば済む話なんだけど。
編集者が調べて赤入れすりゃすむんだけど。


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