ぶるる

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点

週末、妻は法事で留守。
子どもにメッシー君をする日々。
といっても牛丼・温玉付きや
マクドナルドなど夜は安直にテイクアウトだけど。
今日は、ぶるると寒いんでグラタンでも作ろうかな。
以前妻が入院したときは小学生だったんで
一緒にハンバーグをこねたりたりしたけど、
いまは親とは口利かないJK(女子高生)だから。


『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』山岸俊男著を読む。
いわゆるKYについて。

「場の空気を読み、他者との間に波風を立てない生き方は、本来、
安心社会の中で評価される生き方であるはずなのに、
それが今のようなグローバル化の流れの中で若者たちの
価値基準になっているというのは、あきらかに時代に逆行している現象です」

「本来ならば、安心社会の崩壊は既得権益を持った大人たちの危機であり、
信頼社会の成立は未来ある若者たちにとっての福音であるはずです」


じゃあどんな社会にすればよいのか。

「「正直者がトクをする」社会に」

と作者は述べている。そのためには、

「法制度がちゃんと機能」すること。

「法が社会に代わって「安心」を提供してくれることで、人びとは他人と一緒に
仕事ができるようになる」

もう一つが「評判の力」であると。

集団主義社会において評判、なかんずく悪評は人々に「安心」を保証する
ための重要な機能になっているというわけです」

悪評って意外と正しいのでは。
火のないところに煙は立たず、で。
クチコミ、バズマーケティングにも共通しているかも。


「「正直者がトクをする」社会に」って、
『新しい労働社会―雇用システムの再構築へ』濱口 桂一郎 著に
出てきた「働くことが得になる社会へ」という部分が
特にひかれたんだけど、つながるなあ。


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