ワークフェアって

「GRAPHICATION162」」を煎餅をかじりながら読む。
「GRAPHICATION」は富士ゼロックスの企業広報誌なんだけど、
読みでのあるPR誌だ。


中村達也と宮本太郎の対談に
ワークフェア」という知らない言葉が出てきた。

「ワーク(労働)とウエルフェア(福祉)の合成語」

だそうだ。
へぇと思ったところをランダムに引用。

「スウェーデンの福祉体制は、日本の生活保護のような
生計の最低保障ではなく、人々の就業を保障し、
最後まで生き生きと暮らせるようにするために
より多くのお金が使われているのが特徴です」

「よく、スウェーデンはなぜあんな大きな政府
大きな福祉国家なのに潰れないんだという疑問を口にする人がいますが、
そこには福祉の給付は働く意欲をそぐという見方が
前提になっているわけですね」

「福祉の給付」よりも税金が高いって方だよね。

「あの国では、福祉とは最低保障ではなくて、
現在の生活水準の維持を助けるものだという考え方なんですね。
だから、働く意欲はむしろ増すわけです」

いざというとき、国(政府)に頼れる。
消費税が当初福祉税として考案されたはずだが。
「働く意欲」をそがない福祉や労働政策、
陳腐だけどやはり希望ってことになってしまうが。
1000円高速道路やバラまき定額給付金とか目先じゃなくって。

「高負担高福祉の国はフリーライダー(ただ乗り)を
許すわけにはいかないので、日本人が思っている以上に
不就労に対しては厳しい社会でもあるんですよ」

働かざるもの生きるべからずか。
どうも福祉というと社会的弱者という印象が強いが、
その概念を大きく変えなければならないようだ。
政党じゃないけど、正規・非正規のほかに第三極というのか、
もっといろんな働き方があっていいと。
だって同じ就労者、人だもの。

参考までに。
ワークフェア(Workfare)とベーシックインカム(Basic Income)


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