- 作者: チェーホフ,小笠原豊樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1970/12/02
- メディア: 文庫
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企画案ver.1をメールする。はてさて、どうなることやら。
後は、資料整理やら、止まっていた原稿の赤入れやらをする。
「もってかれた〜」。これは、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「 キミ犯人じゃないよね?」の
要潤扮する宇田川“ボッチャン”警部補のセリフ。
毎回、ビボーの犯人に心奪われるときの決まり文句なんだけど、
チェーホフの『犬をつれた奥さん』を読んだら、口をついて出てきた。
「時のまにまに、彼は知りあって、ちぎり、別れただけのことで、一度として愛したことはなかった。
あらゆることがあったが、ただ愛だけが欠けていた。
そして頭も白くなりかけた今ごろになって、まっとうに、心から―生れてはじめて恋してしまったのだ」
読んだことはないけど、映画やTVドラマで見たことのある藤沢周平にも通じるなあ。
オトナになってから初体験する麻疹が重いように、
中年の初純愛もなかなか性質が悪そうだ。
合間に、評判の高い『アダム・スミス』堂目卓生著を少しづつ読む。
いろんな方向へ考えが飛ばされる。こちらもあたり!