もってかれた〜

かわいい女・犬を連れた奥さん (新潮文庫)

かわいい女・犬を連れた奥さん (新潮文庫)

企画案ver.1をメールする。はてさて、どうなることやら。
後は、資料整理やら、止まっていた原稿の赤入れやらをする。


「もってかれた〜」。これは、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「 キミ犯人じゃないよね?」の
要潤扮する宇田川“ボッチャン”警部補のセリフ。
毎回、ビボーの犯人に心奪われるときの決まり文句なんだけど、
チェーホフの『犬をつれた奥さん』を読んだら、口をついて出てきた。

「時のまにまに、彼は知りあって、ちぎり、別れただけのことで、一度として愛したことはなかった。
あらゆることがあったが、ただ愛だけが欠けていた。
そして頭も白くなりかけた今ごろになって、まっとうに、心から―生れてはじめて恋してしまったのだ」

読んだことはないけど、映画やTVドラマで見たことのある藤沢周平にも通じるなあ。
オトナになってから初体験する麻疹が重いように、
中年の初純愛もなかなか性質が悪そうだ。


合間に、評判の高い『アダム・スミス堂目卓生著を少しづつ読む。
いろんな方向へ考えが飛ばされる。こちらもあたり!


人気blogランキングへ