- 作者: 今一生
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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電話取材は日程的に何の問題もないが、仕切り直しの仕事が、辛い。
モチベーションをどうやってあげようか。
先日のエントリーで、
フリーター・ニートから脱却するには、起業、自営業がいいってことを、
ちらと書いたけど、この本、『プライドワーク』今一生著が、
その精神から具体的なワーキングスタイルを提言している。
提言、やさしいアジテーションといった方が適切かも。
自分の好きなことを仕事にして、喰っていける。で、人様の役にも立つ。
こりゃ自営しかないでしょうと。
冒頭に作者自身のいままでの働き方が赤裸々に書かれ、
次に、インタビューが載っている。
ありきたりのサクセスストーリーじゃなくて、実に素敵な話。自慢じゃなくて自然体。
終章の檄文をちと引用。
「だいたいフリーターやニートの支援運動を先導する文化人の多くは、作家のような
自営業者か、大学の研究者などの安定雇用にいる人なのだから。−略−
あなたを研究や取材の対象として見ることはあっても、どうやったら自営業者や
安定雇用の立場で食えるようになるのかについては教えない。おかしいと思わないか」
「自分の人生くらい、自分の実感で設計するのが、自己責任を前提とした
資本主義社会なのだよ。会社や国や学校は、自立を「支援」するために
存在するのであって、自立そのものは個人の責任なのだ」