来年も

ヒトと人のあいだ (シリーズ ヒトの科学 6)

ヒトと人のあいだ (シリーズ ヒトの科学 6)

昨夜もだらだらとTVを見る。
イカ天』の特番は、かつてリアルタイムで見ていたので、
それなりに、楽しめた。ぼくはフライングキッズが好きで、CDも持っていた。
妙高赤倉のスキー場そばの土産物店で彼らの『幸せであるように』が流れていた。


『ヒトと人のあいだ』野家啓一編を読む。
執筆者の論考よりも、最後の座談「動物と機械のあいだ」、
金森修×黒崎政男×長谷川寿一×三輪敬之×野家啓一という豪華ラインアップ対談が
すこぶる良く、短いページではなく、ノーカットで読みたいくらい。
まとめた人は、エライとほめたたえよう。
2ヵ所引用。

「長谷川 まず、進化は人間を頂点に目ざして進んできたのではないです。
人間はすべてのいろんな生物の中の、茂みの中の小さな一点に過ぎないわけで、
人間に向って進化してきたわけじゃ全然ないですね」

「野家 ハイデガーが言った、死に臨む存在ということを自覚して初めて本来的な
自己に立ち戻るという言葉になぞらえれば、種としての滅亡を人間が自覚したときに
初めて人類という観念に実質を与えられるんじゃないかと考えることはできますね」

環境問題以下、さまざまな課題にこの意見はぴったりくる。


床掃除、庭掃除、ついでに古い仕事資料の整理などと、
いつものようにゴミ収拾が終了してから、ゴミが出る。
わりと本業で頑張ってみたが、やはり単価のダウンが響いた年だった。
と最後は、自営業者の本音もチラと。
月並みだけど、どうぞ良い年を。来年も本ブログをごヒイキのほどを。


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