たいようオルガン

たいようオルガン

昨夜、久々に「プロフェッショナル」を見る。荒井良二が出るからだ。
最初に彼のイラストを見たのは雑誌『イラストレーション』だったと思う。
無国籍風のおしゃれなイラスト。線と色がよかった。
それから絵本作家となって活躍するのは、絵本好きなら周知のこと。
最近の画風は、さらに子どもの落書きのように自由に無垢になっている。
ラフなしのぶっつけ本番で絵本の原画を作成するシーンは、
まさにインプロヴィゼーションつーか、アクションペインティング。
まあ、そこまで行くには修行が必要なんだけど。
魔法でも使ったように最後には実にチャーミングな絵本ができあがる。


面白かったのは、道具についての意見。
通常なら描きやすいものが必至のはずなのだが、そうではなく、
使いにくいものの方が、なにやらシゲキを与え、
予期せぬ結果をもたらせてくれるとか。


型をつくるが、型にはまらず、型をこわす。
うまく描かない、下手に描く。
このあたりの作法は、参考になる。
気がつくと、自分の楽な型でちゃっちゃと、やりがちだもの。


「プロフェッショナル 仕事の流儀 第71回 きのうの自分をこえてゆけ 〜 絵本作家・荒井良二 〜」


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