ガシャポン

『菅野満子の手紙』小島信夫著、読了。
雑な読み方で終える。作者の饒舌なおしゃべりに酔いしれる、
とでもしておこう。おおらかなモデル小説。
古いようで新しい、新しいようで古い。


「役人の妻はにぎにぎをよく覚え」という古川柳のもじりを思いつく。
もっとも、にぎにぎもそうだけど、ゴルフのにぎりも得意だったようで。
それに引き換え、香川の祖母・孫殺人事件は、余りにも哀しすぎて。
中上健次の小説を地でいっているようで。と書くのは、不謹慎か。


よせばいいのに午前中の打ち合わせ後に、
寒風の中、念願の東雲公団、CODANを眺めつつ、散歩。
運河にかけられた橋を渡る。迷いつつ豊洲へ。
お台場などいわゆる新開地の、なんて言えばいいんだろう、
真新しいビルやマンションあるいは公園など
見事なまでにぴかぴかな部分とそうでない部分とのギャップが放つ
雑駁なニオイのようなものを感じる。


卵でとじてあるサンラータンうどんをすすり、
喫茶店で1時間おさらい。
雑貨屋でサンタのスノードームが売っていた。イマイチ。
代わりに涼宮ハルヒガシャポンをする。土産、土産。
涼宮ハルヒではなかった。残念。


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