崩れる

随筆 本が崩れる (文春新書)

随筆 本が崩れる (文春新書)

昨日、2階のカーペットを新しいのにする。んで、大掃除。
なんとか腰は大丈夫だった。


引きこもり仕事も一応、予定完了。
とりあえず進んでおかないと。


図書館で借りてきた『菅野満子の手紙』小島信夫著よりも
『随筆 本が崩れる』草森紳一著が、ことのほか面白く、
先に読み終える。
文字通り、本に侵食された(自己責任なのだが)
作者の本に襲われた体験記ほかの随筆集なのだが、
どうして文春新書なのだろうと素朴な疑問。
作者にとって本は蒐集ではなく、著作のための資料なのだが、
病硬膏に入るではないが、原稿料よりも資料代の方が上回りかねなくて、
クワバラ、クワバラ。
その中に、男鹿半島の旅を書いたシーンが出て来るが、そそられる。
つげ義春の貧乏温泉探訪ルポを彷彿とさせる。
それから、野球とタバコ−ショートピース−の話も味がある。
作者がかつて、スナップスローが得意な名二塁手とは知らなんだ。
本を無造作に積んでおくと、上の方、すなわち新しい本が崩れてくることがある。
それを本の表層雪崩現象と言う(ウソ)。


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