陶芸家に会いに

昨日は、夕方の打ち合わせ前に池袋に行く。
池袋はごぶさたで、昔懐かしのパルコをのぞく。
午後1時頃、飛び降り自殺があったことは知らなかった。
痕跡も見かけなかったけど。


池袋三越で高校の同級生が作陶展を開いていると
友人から知らせがあったので、見に行くことにした。
彼は確か体操の有望選手だったはず。それが体を壊して
断念した。そこまでは知っていたが。
地元で途絶えた焼物を自分なりに復活させたいと、
決心して、峠、山の中に工房をつくったそうだ。


お互いになんとなく覚えていた。
その後の自分を手短に話す。


彼は、陶芸家と僧侶の二足のワラジを履いている。
ミャンマーへ修行(?)に行き、
30代の東洋大学の印哲を出た僧と知り合った。
彼は、欲やしがらみから脱して、
持ち物は、身にまとう布と食器1つ、筆記具ぐらい。
ほんとうにいい顔をしていたと。これが出家だとも。
この話が心に残った。


陶芸家も喰えない商売で、夜逃げ、発狂、自殺が多いそうだ。
でも、これは、もはやどの職業にもいえることで。
「都会の水が合わなくて、ひどいカミソリ負けだ」とも言っていた。
しょっ中、カミソリ負けするぼくは、いまだに、
都会の水が合わないのかもしれないな。


伊藤文夫作陶展」
池袋三越4F 美術サロンにて
11/6-12までの開催。


人気blogランキングへ