1つ積んでは

朝、メールチェックしたら、今日の夕方打ち合わせする予定だった人から
体調不良のため日延べしてほしいとの連絡あり。
メールの文面では何とも按配を判断できないが、ご自愛くださいとの返事を送る。
で、しこしことシジュフォスの神話の如く、賽の河原の石積みの如く、
原稿修正をする。


『小さな手袋/珈琲挽き』小沼丹著・庄野潤三編を読み出す。
一寸、活字への逃避行。作者は、ユーモアエセーの達人。
最近までの東京の風景が記されているのだが、
−1950年代から1980年代まで−
随分と昔のように思えてしまう。
それほど都会の変化は目まぐるしく、速いのだろう。
子どもの時分、憧れていた大人の男のゆるやかな愉悦の時間が、
文面から浮かび上がってくる。


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