理想のオフィス?

ビッグ (初回限定生産) [DVD]

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いきなり肌寒くなってきた。こちとら、まだ夏モードなもんで切り替えがうまく行かない。
今朝のTBSの「がっちりマンデー!」Googleジャパンだった。

いつぞやの「タモリ倶楽部」でもGoogleジャパンでロケ・紹介しており、
秘密主義からある程度情報開示主義に変わったのだろうか。

内容はリクルーター向けの企業ビデオみたいで、
タダで全国ネットでPRしてもらえるのだから、トクっちゃあトク。

バランスボールを椅子代わりにしたり、セグウエイが行き交う社内は
トム・ハンクス主演の映画「ビッグ」を彷彿とさせる。
「ビッグ」は、ある日、子どものまま肉体だけ大人になった主人公が
玩具会社に就職して子ども心を捉えたヒット商品を次々と生み出す話なんだけど、
Googleの狙いともとなんか似ている。
伸びる企業のキーワードはチャイルディッシュとか。

三食食事代やおやつ代まで会社持ちなのも、
社員面接をエライさんではなく一般社員の面接で
全員一致でなければ入社させないのも(なんだか国連の常任理事国の採決方法みたいだ)、
上司の命令ではなく自発的に横割りで仕事をするスタイルも、
いい社員をつかまえて、密着させて、ナレッジを共有させ、
リラックスしながら、雑談しながら、
脳内に眠っているいいアイデアを吐き出させて、吸い上げるのが魂胆のようだ。

理想のオフィス、理想の会社とあこがれるのもいいけど、
なんかディズニーランド化したって会社は会社、病院は病院、刑務所は刑務所、
ペイ以上に能力を発揮しなくちゃポイ捨てされることには変わりはないのなら、
余りコージィ過ぎるのもどうかなと。

会社帰りに同僚と財布を気にしながら、上司や会社の悪口で安酒を呑んでウサをはらす。
こういうワーキングスタイルしか知らないぼくはついそう思ってしまうんだけどね。