今日は楽しい夏至祭

映画『ミッドサマー』予告編 『ミッドサマー ディレクターズカット版』アリ・アスター監督を見た。ネタバレしているので気をつけて。 彼女は大学院で心理学を学んでいる。彼は大学院で民俗学を学んでいる。彼女は家族の不幸に遭遇する。神経が過敏なのか、強…

神は声に宿る

人間和声 (光文社古典新訳文庫) 作者:アルジャーノン ブラックウッド 発売日: 2013/05/14 メディア: 文庫 昨日、やっと『ミッドサマー ディレクターズカット版』を見てきた。3時間の長丁場、耐えたマイ膀胱をほめてやりたい。感想を近々に。 『人間和声』ブ…

桜は咲いたが

隣の区の図書館は新型コロナウイルス対策で館内閲覧ができない。1日遅れで返却と貸出。 風が強いが、帰りは駒沢公園を抜ける。自転車での花見。ソメイヨシノは陽当たり良好なところは満開に近い。 休日なら花見の宴なのだが、自粛なんだろうね。 歩道に電動…

おはぎを食べてレムの短篇を読む

短篇ベスト10 (スタニスワフ・レム・コレクション) 作者:スタニスワフ・レム 発売日: 2015/05/25 メディア: 単行本 『短篇ベスト10』スタニスワフ・レム著 沼野充義 ・ 関口時正・久山宏一 ・ 芝田文乃 訳を読む。 レムというと長い、難解がつきもの。その短…

「貴方」と「あんた」、手紙と日記

最高の任務 作者:乗代 雄介 発売日: 2020/01/11 メディア: 単行本 宝くじを買うつもりでラジオCMコンペに応募する。このへんの桜はほとんどまだつぼみか。 『最高の任務』乗代雄介著を読む。2つの作品からなる。 『生き方の問題』 「僕」と「二歳年上の」い…

つけても構わない

息吹 作者:テッド・チャン 発売日: 2019/12/04 メディア: 単行本 『息吹』テッド・チャン著 大森望訳を読んだ。 短篇が9篇。「作品ノート」「訳者あとがき」。常套句で珠玉だの金字塔だの傑作とかがある。 この類の言葉はできるだけ使わないでレビューを書こ…

失われた声、奪われた言葉

声の物語 (新ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:クリスティーナ ダルチャー 発売日: 2019/04/18 メディア: 新書 『声の物語』クリスティーナ・ダルチャー著 市田泉訳を読んだ。 近未来のアメリカ。突如、「女性の手首にワードカウンターがつけられた」「一日100…

カエル、天にかえる

夜、道端になにやら物体が。目を凝らしてみると、ヒキガエルの死骸だった。これがほんとの轢きガエル。ひかれたてらしい。踏まなくてよかった。 K-1でボブ・サップにKOされた曙のポーズが浮かぶ。 翌朝、再確認する。さらにひかれたらしく、小さくなっていた…

時を戻そう 戻れるものなら

2011年3月12日のブログ 再掲出 荒浜 「時事ドットコム:津波来ても逃げ場なく=被害甚大の仙台・荒浜地区 多数の遺体が見つかった仙台市若林区荒浜地区は太平洋に面し、深沼海水浴場は市内唯一の海水浴場としてにぎわいを見せる。海岸近くまで民家が建ち、堤…

不急不要不安不況

隣の区の図書館が閲覧禁止となった。受付だけ灯りがついて書架や座席は薄暗い。 昨日ちらとTVで見た大相撲も無観客で不気味だった。実は透明人間の団体一行が見ているとか。 東京では某スーパーマーケットの従業員が新型コロナウィルスに罹った。 コンサート…

シンコロ姐ちゃん

富永一朗の『チンコロ姐ちゃん』をもじって。似ていない模写をしてみると、冨永一朗の線のスピード、達者さを知る。 新型コロナウィルスが発症しても、ジム行って、飲みに行ってウィルスを拡散。 まことに元気な高齢者たち。 ジムのオープン前に並んで運動前…

古くて新しい怪獣SFもの

旅に出る時ほほえみを (白水Uブックス) 作者:ナターリヤ・ソコローワ 発売日: 2020/01/21 メディア: 新書 『旅に出る時ほほえみを』ナターリヤ・ソコローワ著 草鹿外吉訳を読む。 初出はサンリオSF文庫。何冊か、本棚のこやしになっている。 読んでみたら、…

すっからかん

本物の読書家 作者:乗代 雄介 発売日: 2017/11/24 メディア: 単行本 本当にトイレットペーパーやティッシュ、ペーパータオルまで 棚はすっからかんだった。オイルショック体験組がこの世にバイバイしたらこんなことはなくなるのだろうか。葬儀では溜め込んだ…

俺はフランケンシュタインじゃない

新訳 フランケンシュタイン (角川文庫) 作者:メアリー・シェリー 発売日: 2015/02/25 メディア: 文庫 読んではいないのに読んだ気になった本がいろいろとある。 で、読んでみたのが『新訳 フランケンシュタイン』メアリー・シェリー著 田内志文訳。 期待され…

つぶやきしろー

ぼそぼそ声のフェミニズム 作者:栗田 隆子 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2019/05/30 メディア: 単行本 『ぼそぼそ声のフェミニズム』栗田隆子著を読む。 最近のフェミニズムってなんだか学生運動のセクトのように、またはプロレス団体のように細分化して…

「愛はすべてを赦す」のか「愛はすべてを奪う」のか

中央駅 作者:キム・ヘジン 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2019/11/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 春一番にのって花粉が大量飛散。 対策をしても目、鼻がつらい。 『山下達郎のサンデー・ソングブック』聴取率週刊恒例の蔵出しライブ音源。いつも愉…

水洗トイレは汚物といっしょに恐怖も流してしまった

厠 谷崎潤一郎・松谷みよ子ほか (文豪ノ怪談ジュニア・セレクション 第二期) 作者:谷崎 潤一郎,松谷 みよ子 出版社/メーカー: 汐文社 発売日: 2019/03/23 メディア: 単行本 『文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション 厠』谷崎潤一郎・松谷みよ子ほか 東雅夫編・…

居るのはつらいよ-2

居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) 作者:東畑 開人 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2019/02/18 メディア: 単行本 『居るのはつらいよ』東畑開人著を読む。 以下まとまらない読書メモ-2。 前回のエントリーのおさ…

居るのはつらいよ-1

居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) 作者:東畑 開人 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2019/02/18 メディア: 単行本 『ミッドサマー』。なんで『夏至祭』にしなかったのだろう。 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』ファンな…

天才たちのルーティン

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 作者:メイソン・カリー 出版社/メーカー: フィルムアート社 発売日: 2014/12/15 メディア: 単行本 『天才たちの日課』メイソン・カリー 著 金原瑞人 石田文子訳を読む。 古今東西の…

横浜 光る街

やっさもっさ (ちくま文庫) 作者:獅子 文六 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/12/10 メディア: 文庫 確定申告の準備にかかる。excelで経費などの計算。細野晴臣の『住所不定無職低収入』が口をつく。 『やっさもっさ』獅子文六著を読む。 主人公・志…

2020年2月13日の5首

ユーミンは 松任谷じゃなく 荒井由実だよね 「そんなことより働いて」 吾子のアコ アコギで路上歌唄い 上前はねる アコギなパイセン 七味唐辛子組合一味 三味線弾きながら 好き勝手三昧 『パラサイト 半地下の家族』見る俺も きっと おんなじニオイするかも …

ガーリッシュ・ビルドゥングスロマン

遠の眠りの 作者:谷崎 由依 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/12/05 メディア: 単行本 『パラサイト 半地下の家族』第92回アカデミー賞で作品賞など4冠獲得!おめでとうございます。混む前に見ることができてよかった。 『遠の眠りの』谷崎由依著を読む…

なり上がり大作戦

パルムドール受賞!『パラサイト 半地下の家族』30秒予告 『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督を見た。評判通りの映画だった。 ごみごみした下町の半地下に住む家族。高級住宅地の豪邸に住むセレブ家族。夫はITベンチャー企業のオーナーか。 妻は当…

センス・オブ・ワンダーがキラキラ

となりのヨンヒさん 作者:チョン・ソヨン,吉川 凪 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/12/13 メディア: 単行本 『となりのヨンヒさん』チョン・ソヨン著 吉川凪著を読む。行間からセンス・オブ・ワンダーがキラキラしている。 まあカテゴリーでいえばSF短…

恐怖は愉しい

銀の仮面 (創元推理文庫) 作者:ヒュー・ウォルポール 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/12/20 メディア: 文庫 『銀の仮面』ヒュー・ウォルポール著 倉阪鬼一郎編訳を読む。 ヒュー・ウォルポールは『恐怖の愉しみ 上』平井呈一編訳で『ラント夫人』…

帰国子女の93年の生涯

鶴見俊輔伝 作者:黒川 創 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/11/30 メディア: 単行本 『鶴見俊輔伝』黒川創著を読む。 鶴見俊輔の評伝を書くならば、著者が最適。理由はこのエントリーの後半に。 分厚いが、かなりわくわくしながら読み終えた。 かなり大…

フードは風土 発酵ハンター参上!

日本発酵紀行 (d47 MUSEUM) 作者:小倉ヒラク 出版社/メーカー: D&DEPARTMENT PROJECT 発売日: 2019/05/24 メディア: 単行本 近所のスーパーマーケットであやめ雪というカブが安く売っていた。 ネットでレシピを探して甘酢漬けにする。かんたん酢でなくても3…

短文には短文で

kaze no tanbun 特別ではない一日 作者:我妻俊樹,上田岳弘,円城塔,岡屋出海,小山田浩子,勝山海百合,岸本佐知子,柴崎友香,高山羽根子,滝口悠生,谷崎由依,西崎憲,日和聡子,藤野可織,水原涼,皆川博子,山尾悠子 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2019/10/28 メデ…

「人外(にんがい)」は、あなたの隣にいる、いてほしい

人外 作者:松浦 寿輝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/03/07 メディア: 単行本 『人外(にんがい)』を読む。 「人外(にんがい)」とは、人でないもの。 怪物、幽霊ー、異星人などなど。人でなしというが、人でなしは人間だし。 ある生命体が生まれる。そ…