近未来のアメリカ。
突如、「女性の手首にワードカウンターがつけられた」
「一日100語以上」話すと「強い電流が流れる」。
女性は自由に生きるあらゆる権利を剥奪される。
突如、「女性の手首にワードカウンターがつけられた」
「一日100語以上」話すと「強い電流が流れる」。
女性は自由に生きるあらゆる権利を剥奪される。
主人公は「元認知言語学者」の女性。
夫と長男、双子の次男、長女と暮らしている。
女児には教育を受けさせないような男性優位の政策。
特に長男は男尊女卑の思想を刷り込まれ、
母親にぞんざいな態度を取る。
夫と長男、双子の次男、長女と暮らしている。
女児には教育を受けさせないような男性優位の政策。
特に長男は男尊女卑の思想を刷り込まれ、
母親にぞんざいな態度を取る。
「ディストピアSF」とカテゴライズされている。
「ワードカウンター」を外すにはどうすればいいのか。
女性たちを解放しようと立ち上がり、
国家権力と闘うストーリーを予想したら、ちと違った。
「ワードカウンター」を外すにはどうすればいいのか。
女性たちを解放しようと立ち上がり、
国家権力と闘うストーリーを予想したら、ちと違った。
彼女はキャリアを見込まれ重要なミッションを受けることになる。
トップシークレット。
国家体制と反体制勢力。
サスペンスとアクションとお色気少々。
アメリカのTVドラマのような味わい。
アメリカのTVドラマのような味わい。
彼女は妊娠している。父親は夫ではない。
「ディストピアSF」には違いないが、エンタメ系「ディストピアSF」って感じ。
「フェミニストSF」とは呼べないと思う。
たとえば、ろくに読み書きのできない女性たちがやがて母親になったら。
そのあたりが弱い気がする。
「フェミニストSF」とは呼べないと思う。
たとえば、ろくに読み書きのできない女性たちがやがて母親になったら。
そのあたりが弱い気がする。
目まぐるしく話は展開して結局ハッピーエンド。
この帰結もありだけど、そうでないのもあるかなと。
この帰結もありだけど、そうでないのもあるかなと。
映画館や美術館でいっこうにお喋りをやめない女性たちには、
「ワードカウンター」をつけさせたいとも思うけど。
「一日100語」が上限だから、すぐにビリビリと電流が流れだす。
なんだかTVのバラエティ番組の罰ゲームみたいだ。